花粉症について
花粉症について
花粉症研究の父と称される方がいます。チャールズブラックレイと言う人で、1859年に、たまたま子供たちが置きっぱなしにしていた花瓶の中で枯れていた草束に触れたのがきっかけだった。立ち所にくしゃみに襲われ、花粉こそが犯人であると言う確信を持つに至った。ブラックレイは1873年に研究結果をまとめて「夏カタル(星、草熱、あるいは干し草喘息の性質、並びに諸原因に関する実験的研究」を出版、ブリュッセル大学から医学博士を授与された。
彼の研究は、過激で80種類以上の植物の花粉を収集し、そのままあるいは乾燥させて、さらには抽出液にして、自分の花の穴に塗り込むとともに、結膜に点眼し、引っ掻いた皮膚にも擦り込んだ。
いかにも無謀なもので、焼けるような痛み、めまい、とんでもない激痛に襲われミミズ腫れのようなものさえできたと言われている。
花粉症はヨーロッパでは干し草熱と呼ばれて、干し草が原因であると言われていましたが、花粉にその原因を絞り込んでいたブラックレイの研究は秀逸なものでした。
当時花粉症は、アングロサクソン系に多く、農夫や下層階級の人にはあまりかからないと言われ、貴族病とも言われていました。
花粉症リゾートと言うものも流行して、花粉症がない山間地や高地に避難のための豪華なホテルさえ建設され、大規模なレジャーとなったわけです。
現代では考えにくいことですが、花粉症は商業的な利益さえもたらしたわけです。
(出典 東京農大 小塩海平)
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