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せっかく

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  朝散歩していると、急に、せっかくだからという言葉が気になり始めました。 私たちはいろんな場面で、せっかくだからと言い出したり思ったりすることありますよね、その時ああすればよかった、こうすればよかったと後悔することが、誰にもあると思います。 愛する人たちの死に立ち会うとき、あの時、せっかくだからこうしようと言えばよかったという後悔の思いが残ることがあります。あの時、誰かが、せっかくだからそこで写真撮りましょうとか、せっかくだから、ここでご飯を食べて行きましょうと提案してくれれば、あるいは私が発言すれば、素晴らしい思い出になったかもしれません。  私にも、実はつらい思い出があります。数年前、鹿児島に住んでいる姉夫婦の家に行き、食事を共にしました。 考えてみると、兄弟だけで食事をするのは、初めてだと思います。  楽しい話をしたのち、お別れして、私たち夫婦は予約していたホテルに向かいました。その車の中で、姉から電話があり、せっかくだから、もう一泊、うちに泊まればと提案されましたが、予約もしていることで、何となく気にはなりましたが、丁寧に断りました。  その後も、何だか気になっていたのですが、それから3ヶ月ほど経って、姉は急死しました。 取り返しもつかない一瞬でした。今思えば、何か虫の知らせのようなものがあったのかもしれません、 今となっては何とも残念な一瞬でした。 人生の一瞬は、せっかくだから の繰り返しかもしれません。 貴重な一瞬の積み重ねです。 大事に大事に過ごしてほしいなと思います。

映画館

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久しぶりに映画館に行った ゴールデンウィーク、何も予定がなく、映画でも見ようかとふと見ると、シネマテークリベルタで、吉永小百合の主演で、登山の映画やつてる。 これはいいかもと、行ってみた。 結論から言うと、泣きました、まあ、見事に エベレストに世界で初めて女性で盗聴した、田部井順子さんの物語、「てっぺんの向こうにあなたがいる」と言う映画でした。 登山家として、世界初の快挙を遂げ、有名人になってからの苦悩もありました。しかし、中でも、家族との行き違いや、苦悩は大変でした。 それでも、福島の地震で被災した子供達を富士山に登らせるプロジェクトを、立ち上げ、自らは、病を克服しながら、たくましく活躍する姿は、感動しました。 映画はテレビとはやはり違います。ブザーがなり、暗闇の中で、大きな画面、素晴らしい音響の中での没入感は比べものになりません。 久しぶりに最初から最後まで涙腺が緩みっぱなしで、恥ずかしかった。 10数人程度のお客さんの一番前で、メソメソしていたのは私です。 恥ずかしさも、暗闇ではあまり気になりませんが、明るくなると、逃げ出すように、雨の中を家に戻りました。皆さんも映画館行きますか? 心が重たい人、ムシャクシャしている人、ぜひお勧めです。

コーヒー

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 私はコーヒーが大好き 生まれてこの方、コーヒーというものはあまり好きではなかった。 しかし、いつからだろう、スターバックスのコーヒーを知ってからというもの、コーヒーは欠かせないものになった。 ほろ苦く甘いエスプレッソに、クリームが効いたラテは、私のお気に入りである。 苦いインスタントコーヒーしか、知らなかったが、それ以降、コーヒーメーカーを購入して、家でも、豆から挽いたコーヒーにかき混ぜたミルクを入れ、ラテにして、朝は必ずいただく。目が覚めるような美味しい瞬間だ。ドライブに出かけても、セブンイレブンを見かけると、ちょっとコーヒーしたくなる。 不思議なもので、習慣となり、コーヒーの深い味わいで、気持ちが落ち着き、ゆったりさせてくれる。 スターバックスは、1971年にシアトルで始まったそうだが、世界に3万軒、中国にも8000店舗、日本には2000店舗以上あるそうで、世界企業である。 スターバックスという店名は、メルビルの小説「白鯨」に出てくる船員の名前からとったものだそうです。 看板はセイレーンという人魚だそうで、コーヒーの香りで人を惹きつけるという願いを込めているそうです。 今日もカフェラテの香りの中で、まったりしているドクタークマでした。

花粉症の方への注意

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  1. 花粉症以外の病気の事があります.  耳鼻科的な病気、鼻ポリープや鼻中隔湾曲症で、耳鼻科をお勧めします。 2.鼻水をとめる薬は、眠気をもたらす事かあり、運転に注意 3.花粉ではない原因、たとえばハウスダストなどでは通年で起こります 4.モノクローナル抗体注射による治療も行なっています。(ゾレア) 症状を改善、1-2ヶ月有効、お薬をやめたり、減量できます。 花粉症治療は進化しています。採血検査で、アレルゲンを確定し、IgEを測定することで重症度を測れます。ゾレア注射には採血検査が必要ですので、お早めにご相談ください。 花粉シーズンが始まる前の治療をお勧めしますが、症状を緩和する注射もありますので、ご相談ください。

デジタル化

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  どこかのWEBで、高齢の医師が、デジタル化が進んで、自分も一度AIというものに、困難な症例について相談してみたら、的確な診断を教えられた。愕然としたらしい。自分の存在意義さえ崩れるような瞬間だったとのこと しかし、果たしてそうであろうか?試験問題の点数とは異なり、人間が人間を診断し、治療するという行為の中で、大切なのは能力ではなく、人間力だと私は思う。自らも老いて、自らも病に倒れる人間だから、人間を癒すことができる。 人生は試験ではなく、実践と品格の積み重ねだと、私は考える。 その椅子に座って、患者さんの心と身体を癒すことは、人間ではない機械には絶対にできない。 積み上げた人生の重さが、品格となり、的確な示唆を与えることができる。 僭越ながら、貴方にアドバイスできるとすれば、貴方は貴方で良い。十分な人生経験が品格を生み、唯一無二の言葉を紡ぐ。 たかだか数年の人生しか経験していないAIには、診察室の椅子に座って、患者を見ることは絶対にできないと私は思う。 AIはさらに高度な医療を行うための、優秀な秘書だと考えてはいかがでしょうか?デジタル化

金の雫

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 金の雫 もう老人ホームに預けた方がいいですかね、と不安そうに息子は尋ねた。 この人が動けなくなったら、私はもうやれません。どうでしょう。 私を真剣に見つめる目は、落ち着かず、揺れ動いていた。 私は、少し息を吸ってから言いました。寝たきりになるかということでしょうが、ご高齢でもあり、その可能性は大きく、しかしなったからといえ、介護の手間は実は低下します。つまり、トイレや清潔保持は、オムツになると、低下するものです。また、介護サービスを利用すれば、十分にやっていけると思います。 むしろ、その不安を持たれるより、今この瞬間を楽しんであげてください、 貴方とお母様の大切な時間は、金の雫のような時間です。 ゆっくりと味わって、二度とないこの時間を、心に刻んでください、不安なことは、私たちとケアスタッフに相談してください。 とにかく、この時間は貴重で、貴方とお母様の最後の瞬間なんですから 私は話している間、ずっとおばあちゃんの温かい手を握り、背中をさすっていた。おばあちゃんは、ゆっくりと私の手を握り返していた。 息子は、何か言葉を飲み込んで、こくりと頷いた。

花粉症について

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  花粉症について 花粉症研究の父と称される方がいます。チャールズブラックレイと言う人で、1859年に、たまたま子供たちが置きっぱなしにしていた花瓶の中で枯れていた草束に触れたのがきっかけだった。立ち所にくしゃみに襲われ、花粉こそが犯人であると言う確信を持つに至った。ブラックレイは1873年に研究結果をまとめて「夏カタル(星、草熱、あるいは干し草喘息の性質、並びに諸原因に関する実験的研究」を出版、ブリュッセル大学から医学博士を授与された。 彼の研究は、過激で80種類以上の植物の花粉を収集し、そのままあるいは乾燥させて、さらには抽出液にして、自分の花の穴に塗り込むとともに、結膜に点眼し、引っ掻いた皮膚にも擦り込んだ。 いかにも無謀なもので、焼けるような痛み、めまい、とんでもない激痛に襲われミミズ腫れのようなものさえできたと言われている。 花粉症はヨーロッパでは干し草熱と呼ばれて、干し草が原因であると言われていましたが、花粉にその原因を絞り込んでいたブラックレイの研究は秀逸なものでした。 当時花粉症は、アングロサクソン系に多く、農夫や下層階級の人にはあまりかからないと言われ、貴族病とも言われていました。 花粉症リゾートと言うものも流行して、花粉症がない山間地や高地に避難のための豪華なホテルさえ建設され、大規模なレジャーとなったわけです。 現代では考えにくいことですが、花粉症は商業的な利益さえもたらしたわけです。 (出典 東京農大 小塩海平)