がん哲学外来について解説
順天堂大学の樋野興夫先生の著書「がん哲学」などにも詳しく書かれてありますが、要するに、医療の現場と、ガン患者さんの日常生活の隙間にあるものを埋めようとしている試みです。
樋野先生のお言葉を借りれば、
「がん医療の現場は治療に手いっぱいで、患者やその家族の精神的苦痛をケアする余裕がないのが現実です。問診で分かったのは、患者の苦しみは治療に関することばかりではないこと。治療の不安はもちろん、家族や人間関係についての悩みまで、あらゆる心の痛みを受け止め、現場と患者の間にある“すき間”を埋める対話の場が必要だと痛感しました」ということです。
私はがん専門医でもなく、緩和ケアの専門でもありません。ただ、開業医を33年、在宅医療を17年やってきた経験と知恵しかありませんが、年をとっても誰かの役に立ちたいのです。どうか、お力をお貸しください。
具体的には、大分のがん哲学外来ふぐカフェをしている、フリーランスの緩和ケア医 林良彦先生、それにがん哲学外来コーディネーターの、中津の看護師さん、さらに、玖珠で僧侶をなさっている臨床宗教士の森智崇さんの協力も申し出もいただいています。
基本的にはボランティアの私個人の活動です。
構想としては、林先生をお招きして、講演会を第1部にして、第2部を第1回がん哲学外来カフェにしたいと考えています。
対象としては、当院関係のがん患者さんとご家族、市内のケアスタッフ、ケアマネージャー、ご興味のある方すべてを想定しております。
さらに、月1回、10名程度のご希望の方に、カフェのご案内を差し上げたいと思っております。
参考リンク
大分ふぐカフェ https://peraichi.com/landing_pages/view/hayashiyo1651/
一般社団法人がん哲学外来 https://gantetsugaku.org
がん哲学外来市民学会 https://crane01.sakura.ne.jp › gantetsugaku
福井県済生会病院 https://www.fukui-saiseikai.com › philosophy › hinookio
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