池袋演芸場

 池袋演芸場




東京に行く機会があり、前から落語を生でみたいなあと思っていて、行ってみた。

池袋の駅の裏のビルの地下にある池袋演芸場は1951年に建てられ、30年くらい前に改築されたそうですが、ビルの一階に入り口があり、地下二階に演芸場がある。座席数は通路の椅子も含めて100人くらい

ネットで調べて、夕方に行くと、もう10人くらいの行列ができており、とにかく並んで、常連らしいおばちゃんに色々教わった。最終的には80人近い行列になりました。

昼の部は、漫才や紙切り、などがあり、夜の部は落語が主体で、有名な方も名前がありましたが、知らない落語家さんも結構。

当日は隅田川馬石さんという師匠で、前座の人が一席演じて、その後三席くらいの落語を馬石さん。

100席くらいの会場は、舞台との距離が近く、息遣いも聞こえそうなライブ感。演目は名作 怪談 牡丹灯籠でした。

真面目そうな方で、現代落語の後に、古典落語をするときには、1人で何役もの声色を変えて、乗り移ったかのように、感情を込めて演じます。まるで演劇で、引き込まれるように2時間ほど聴き惚れていました。

言葉の芸術とでも言えるかもしれません。すっかり惹きつけられて、終わったのは9時を過ぎていました。

1人の人間が、一席30分以上のストーリーを記憶して、情感たっぷりにしゃべり続ける能力は脅威的なものです。

江戸時代の庶民の生活が見事に演じられて、あっという間に、時間が過ぎました。お洒落で楽しい落語がもう少したくさんの人に見ていただくと嬉しいなあと思いました。


コメント

このブログの人気の投稿

4月から6月の予定

ドアノブコメント

第1回 がん哲学外来 ひた鮎カフェの告知