第一回ひた鮎カフェを開催して
2024年6月8日、2か月にわたる準備の上で、第一回 ひた鮎カフェは開催されました。
第一部 基調講演には30名、第二部のカフェには10名の参加をいただきました。
基調講演では、フリーランス緩和ケア医の林良彦先生が、「がんにはなったけど幸せだった」と題して、緩和ケア病棟の患者さんのお話しを講演していただきました。臨床宗教士の森先生にも、感想などを頂きました。
第二部は、第一回のがん哲学外来 ひた鮎カフェを開催しました。個々の参加者のお話はできませんが、それぞれご自分ががんサバイバーであったり、ご家族、親友、夫など、さまざまな形で、がんと遭遇し、悩みや苦しみを、自己紹介とともに、お話しいただきました。生活に密着した悩みをそれぞれの言葉で語っていただき、医療だけではわからなかった貴重な経験になりました。
林先生は、その一つ一つを、丁寧に聞き取り、少し質問をしたり、他の人にも振っていただき、あっという間に1時間半が過ぎました。
私もいくつかの発言をしたり、簡単な解説をしたり、慣れない役割に、いっぱいいっぱいでした。
その後、林先生のメールに、皆さんは私(宮崎)にもっとたくさん話を聞いてもらいたかったみたいだよ、という感想を頂いた。聞くという行為の大切さを学びました。
アンケートにも、たくさんの方がこの様な場所の必要性を感じてくれた様だった。整理してご報告します。
結論的には、全く慣れてない開催者、つまり私は、自分の非力と、しっかり時間をかけて、たくさんのお話を聞く大切さを学びました。本当にありがとうございました。
結局、私の医療の原点は、もっともっと患者さんのそばに近寄ることだったのではないかと、今は思っています。
地域と一緒に生きていくためにはどうしたらいいのか、これからも苦しみながら、楽しみながら、模索していくしかないのだと、実感させられた瞬間でした。
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