さくらねこ


さくらねこという猫たちがいる。可愛いネーミングですが、片方の耳の先端に切り込みがある。これは避妊処置をしましたという印で、「どうぶつ基金が推進している「さくらねこTNRTNR先行型地域猫活動)」は、まず不妊手術をして猫の繁殖を止めましょう、そしてそこから話し合いをしましょう」というものです。

往診先で見かけた保護猫たちは、オスねこは右の耳、メスねこは左の耳が、処置されています。

その眼差しには、命とは何か、ペットを飼うという意味を問いかける切実な気持ちを感じさせられました。

この猫たちは、自然に戻されても、繁殖しないので、餌をあげてもいいのだという話でした。

猫好きが昂じて、100匹以上の猫を飼い、生活が破綻するようなご家庭もあるとのこと。放置される猫も問題です。

ペットと人間、そして社会の関係のあり方を考え直し、責任を持って最後まで、ベットを飼いづけることが望まれます。

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