出会いと別れ





 山に登って下山している得、途中のベンチで、髪の白い男性に声をかけられた

"ここの登山道は荒れてますよね、谷あいに石畳を作るのはちょっと問題ですよね"
確かに、数年前の洪水で、石畳の登山道は激しく損傷し、それ以降、修理もできていない。おまけに水の豊かな川沿いなので、滑りやすいことも甚だしい
少し山のお話をした後に、お年を聞いてみると、70歳で、私と同年だということが分かった。その時はなにげなく、私が先に出発して、無事下山(二回くらい滑りましたが)。車で帰途につきました。

翌朝、考えてみると、不思議なご縁で同い年でもあったので、もっとちゃんと自己紹介をして、再開を約束するべきだったと後悔しました。
もう、この年で、友達ができることも期待できないし、せっかく同好の趣味を持っているわけだから、またお会いしましょうの握手ぐらいすればよかった。

年齢が行くということは、そんなかすかな出会いも大事に生きていくということかなと思いました。限られた時間の中で、もう二度と会うこともないかもしれない、それだからこそ、一瞬の出会いを大事にすべきと反省しきりの私だった。


がん哲学外来カフェ ひた鮎カフェは12月14日 14時より開催
隈町の黎明館にて
要予約 10名まで
参加費 200円
2時間、いろいろなお話をしましょう

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