水の中で考える
水の中
昨日、久しぶりに川に入った。甘くみていたが、かなり深く、足は届かない。ずぶりと水のなかに沈む瞬間、これはまずいなと思った。泳げないわけではないが、恐怖感のようなものが、上回って、かなり怖かった。
孫の手前、ニタニタしていたが、内心は、、、
高齢者、水の事故という見出しが頭をよぎる
水の事故報道が続く最近、他人事のように考えていた死というものが、目の前に突きつけられる恐怖。大袈裟かも知れないが、我々の生は死と隣り合わせにあることを気づかせる。
メメントモリ という言葉がある。常に死を意識せよという言葉だと思うが、一方では、「葉隠」には「武士道とは死ぬこととみつけたり」という一説がある。
死というものを、意識することなく、生きていければ、平和かもしれない。しかし、死を意識することで、生を一層明るい、輝かしいものにできれば、さらに意義のある人生になると考えられないだろうか?
がんだけでなく、致死性の病気や災害に直面する時、人は命のもろさを痛感させられる。それゆえに、生は輝かしく、喜ばしいものだ。
感謝して生きていくべきなのだろう
蝉時雨が一段と大きく、頭の上で鳴り響く夏の午後だった。
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