投稿

12月, 2025の投稿を表示しています

令和8年3月のスケジュール変更

イメージ
  会場の都合で、来年3月のスケジュール変更いたします。 よろしくお願い申し上げます。 3月14日土曜 14時を 3月27日金曜 14時に変更します 会場は隈町 黎明館です

悲しみは治療できない

イメージ
 悲しみは治療できない 新聞の記事を読んだ。戦争でトラウマを背負った父親が、30代で母を見送った。その後、アルコール依存症と認知症の診断をうけ、それから90歳で亡くなるまで、娘は壮絶な人生を送った。 憎んでも憎みきれない父親を、或るきっかけから、戦争のトラウマが、彼をそうさせてしまったのではないかと考え、彼の戦歴を調べて、厳しい戦争をくぐり抜けてきたのだと知った。 少し心が和らいだとのことだったが、それだけが救いである。 アルコール依存症、それに至る経緯、つらく悲しい介護の長い毎日を考えると胸が痛む。 医学は認知症や依存症に対して、ある程度の治療を行うことはできるが、その家族たちの悲しみを治療できない。 それは医学の範疇ではないということもできるだろうが、いたたまれない思いでいっぱいになる。 治療すべきは、病気ではなく、その人の痛みや苦しみ、そして悲しみだと思っている変わった医者は私だけでしょうか?

そこに愛はある

イメージ
登山の帰り、山道を下っていると、ある民家の前で、5歳位の女の子を見つけた。おかっぱ頭で目がくりっとして可愛らしい子供だった。 その横でお父さんがバスケットのゴールポスト組み立てていた。こんにちはと私は声をかけ、いいですね、バスケットですかと言うと、お父さんは少しはにかみながら、この子が8月からバスケットを始めたもんですからと微笑んだ。 さよならを言って、がんばれと言うと、女の子は'はい'と小さな声で返事をしました。 私はなんだか胸が暖かくなりました。 この社会では、いろんな悲しいことや苦しいことがあっても、目の前にあるこの小さな愛情は本物であり、そこでキラキラと光を放っています。 世界に愛がなくなったような気持ちさえすることもありますが、ここには確かな愛情があります。世界はまだまだ愛に溢れているんです。私たちはこの愛を大事に育てていかなければいけません。もちろん私も。

令和8年の予定

イメージ
  令和8年 鮎カフェ予定 第20回 1月10日土曜 14時 第21回 2月14日土曜 14時 第22回 3月14日土曜 14時 いずれも 隈町 黎明館にて 詳しくは電話22-0033 隈診療所に